古絵葉書 陸軍凱旋観兵式紀念(日露戦役)

「奉天におけるわが軍首脳部八大将軍」との英文キャプションが入った一葉です。
1906年(明治39年)4月30日に、陸軍による日露戦役凱旋大観兵式が、青山練兵場(現在の明治神宮外苑)で挙行されています。絵葉書はその記念として逓信省より、4月29日に1葉5銭で100万枚発行されたもので、「二元帥六大将」の寛いだ様子で有名な写真を使用した絵柄です。
左から、第一軍司令官・黒木為楨(くろきためもと)大将(61)、第四軍司令官・野津道貫(のづみちつら)大将(63)、参謀総長・山県有朋(やまがたありとも)元帥(67)、満州軍総司令官・大山巌(おおやまいわお)元帥(63)、第二軍司令官・奥保鞏(おくやすかた)大将(58)、第三軍司令官・乃木希典(のぎまれすけ)大将(55)、陸軍参謀次長・児玉源太郎(こだまげんたろう)大将(53)、鴨緑江軍司令官・川村景明(かわむらかげあき)大将(55)。
奉天会戦が1905年3月1日、5月27日の日本海海戦を経て、7月26日(或いは25日)、奉天の満州軍総司令部に山県元帥が現れ、ロシアとの講和が始まることを伝えます。大将たちが寛いだ表情なのも頷けるのではないでしょうか。
個人的には川村大将の笑顔が好きですね。
(参考)
向後恵里子著「逓信省発行日露戦役紀念絵葉書-その実相と意義-」
新潮社「FOCUS」誌 平成11年5月26日号






















