独り言 昭和42年のひとコマ
実家の片づけをしていたら出てきました。
「さくらカラー」懐かしいです。昭和42年ですから私は2歳です。おいおい、今じゃこんなおっさんになってるよ。
さくらカラーは現在のコニカミノルタ(のコニカの方)がかつて販売していた写真用カメラフイルムのブランドです。当時は小西六写真工業株式会社という会社名でした。日本におけるシェア1位を誇っていましたが後発の富士写真フイルム(フジカラー)にいわば物量戦で負け、現在ではフイルム事業から完全に撤退しているようです。そういえば中学生の頃、写真にハマってましたがフジカラーしか買わなかったなあ。サクラカラーは安売りしていたようなおぼろげな記憶が...
袋の中に入っていたのはモノクロの写真でした。

写っている愛くるしい幼児の事は横に置いておくとして、たぶん大阪の天王寺動物園での一コマです。
もちろん記憶はほぼないのですが、特別なお出かけであったのは間違いありません。どこからどうみても「よそ行きの格好」です。
改めて思うのは「ゴミだらけ」だなあということです。
子供のころは公共の場所(道も含めて)にゴミが落ちているのは当たり前の光景でした。
高度経済成長の中、明らかに環境衛生は後回しになっていました。また、人々の公共意識も置き去りにされていたのかもしれません。古絵葉書を扱っていますが、明治大正期の方が公共の場所は綺麗です。
今、しきりに「日本凄い」と自画自賛していますが(否定はしていません。日本は凄く良い国だと思います)、ちょっと前はこんな風景だったのだと、これも忘れてはいけないことだと思うのです。
自戒のために。
小学生のころは列車(長距離列車)の中での喫煙は当たり前で、駅のホームからのたばこのポイ捨ても当たり前でした。道路上にもゴミやたばこの吸い殻は普通に落ちていました。
小学校の先生から、おそらくシンガポールのことではないかと思うのですが、ごみの落ちていない国の話を聞いたとき、全く想像もつかなかったのです。「ごみを捨てたら罰金を取られる」というのは、今風に言えば「都市伝説」かと当時は思ってしまうことでしょう。
しかし、今の日本はそれを実現しています。もちろん完全ではないのですが、少なくとも落ちているごみが目立つくらいには清潔になりました(地域差があるかもしれませんが)。
これは教育により民度が上がったということなのでしょう。また日本人が大好きな「同調圧力」が良い方向に働いた例だと思います。
素直に称賛したいと思います。
なので将来にわたって維持していく努力を放棄しないようにするべきなのです。
スポーツの応援でスタンドを清掃するサポーターを偽善だなんだと批評するのは「馬鹿」だと思うのです。たとえ偽善だろうとファッションだろうと続けていかないと日本はすぐに劣化するのです。私も含めそのような危うさをこの国の人たちは内包しているのだと、昭和40年から50年代の光景を思い出すなら、そう考えてしまうのです。
とりとめのない独り言でした。
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